今回は、かくれんぼう(確・連・報)について解説していきます。
かくれんぼう?はじめて聞く方もいるかもしれませんね。
社会人なら、ほうれんそう(報・連・相)は知っている方が多いですよね。
報・連・相は社会人のビジネスの基本として新人の時に教育されますからね。
(確・連・報)は(報・連・相)の進化形と考えれば分かりやすいと思います。
部下育成の際に取り入れると抜群に効果がありますよ。
それでは、かくれんぼう(確・連・報)の意味や目的を解説していきます。
かくれんぼう(確・連・報)の意味
かくれんぼう(確・連・報)は「確認」「連絡」「報告」の頭文字をとって構成されています。
部下が自主的に考え上司に確認していくコミュニケーションの方法です。
(報・連・相)との違いは、相談が確認になっている点で、部下が考えた内容を上司が確認して
問題が無ければ承認をします。
改善点が有れば上司が部下に対しアドバイスをしていきます。
(報・連・相)の相談だけでは、部下が自ら考える力が育たないとのことで「確認」が推奨されてきています。
※上司に相談する時って自分で考えず、ほとんど答えをもらいに行っていますよね。
かくれんぼうの目的
かくれんぼうの目的は自分で考える力を養い自立した人材を育てることです。
相談だけでは、上司の意見を聞いて自分の考えがなくても仕事が進んでしまいます。
部下が、○○しようと思っているとか、○○ではどうでしょう?と自分から提案をして上司の確認を頂くことで、自発性・自立した人材が育っていきます。
かくれんぼうのポイント
「かくれんぼう」のポイントは、職場で「かくれんぼう」をしやすい環境に整えておくことです。
上司と(報・連・相)をしながら仕事の考えを身に付けていくことから始まり、
慣れてきたら(確・連・報)をしていきます。
(報・連・相は新人向け。少し慣れてきて、ある程度経験した人には確・連・報)
はじめは戸惑ってしまう方もいると思いますが、上司は部下の意見や提案を否定したり、怒ったりは禁物です。
また、意見の先取りをしたり結論を部下より先に言わないなど、まずは上司の方は部下の話を最後まで聞くことからはじめましょう。
上手く話が伝わらない時は○○ってこと?など質問しながら部下の声を聞いていくとよいですよ。
部下に企画書を依頼した時の、部下と上司のコミュニケーション例
部下⇒いままでのやり方は○○でしたが、○○を取り入れるA案と、○○のB案を考えてみました。
どちらもお客様にインパクトがあると思うのですがいかがですか?これは部下の確認作業です。
上司⇒その○○の企画面白いね。○○を取り入れたA案で進めていこう!上司の承認です。
このように部下に考えて頂き承認やアドバイスをしていくことで部下が自立していきます。
そして、上司に認められることの繰り返しで部下の仕事に対する自信がついていきますよ。
まとめ
かくれんぼうの目的は部下の自立です。
自ら考えて周囲へ確認することで、自立心が芽生えてきます。
確認作業とアドバイスの繰り返しで部下育成をしていきましょう。